現リバティーCEO の Dan と会長の Jim は、2001 年コロラド州のスキー場で出会った。当時、二人は難しい地形を存分に堪能できるようなスキー板が存在しないと感じており、やがて自分達で理想のスキーを作りたいと考え始める。二人は、ラスベガスで毎年 開催される業界最大のスキーショーに出向き、あらゆる業界人に話を聞いて回った。ショーの合間に足を運んだカジノで二人は 27,000 ドルを稼ぎ出す。この資金を元手に、2003 年、リバティースキーが設立された。
創業当初、リバティーはスキーの製造を他のスキー工場に委託 していた。しかし、製造を委託していては思い通りのスキーは作れないという結論に達し、自社専用工場を持つことを決め、創業後 3 年目からアジアの自社専用工場でスキー製造を始める。リバティーのインプットがすぐに反映される自社専用工場での製造は、スキーの品質を格段に向上させることとなる。数年後にはリバティーの象徴となるバンブーコアの実用化に成功し、ベストセラーモデルとなるHelixを発売する。とても軽量でありながら高い操作性と安定性も兼ね備えていたこの板は米国の権威あるスキー雑誌”Free Ski Magazine” で「The best all-around ski ever(過去最高のオールラウンドスキー)」という最高の評価を受ける。
Free Rideスキーブランドとして確固たるポジションを築いたLibertyは、縦方向にメタルレイヤー入れた画期的なVMTテクノロジーを開発するなど、現在でも枠組みにとらわれないオールラウンドな板を作り続けている。